小さな命達

被災地から戻って・・・、
次の日にはボランティア報告会という名のトークライヴ、
そのままなだれ込むようにSGZソロのレコーディングと、
X JAPANワールド・ツアーの仕込み&準備で、
怒濤のような忙しさにハマってしまい、全然書く時間がありませんでした。
遅くなってゴメンね。。。
毎日ドロドロに疲れちゃってるわ・・・。

2度目の石巻でのボランテイア、
今回はだいぶやり方も人もわかっていて、
チームを率いて仕事をクリエイト&構築していく立場として、
自分のできる限りの責務を全うしてきた。
今回主に作業に入った雄勝や女川、南浜などは、
あれから3ヶ月経ってもまだほとんど手つかずの状態だと思う程
酷い壊滅状態で、
その感覚・・・無数の魂の悲鳴が聴こえてくるような、
津波の脅威的爆音の残像がまだそこに残っているような、恐ろしさ・・・、
とにかく実際にその地を自分の足で踏み、匂いを、風を感じて、
・・・でもこの感覚をうまく説明するのはまだ困難だ。。。

今回はほとんどは海辺の漁具の回収と廃棄、流れ着く瓦礫の撤去だった。
他に避難所の布団のダニ退治、風呂掃除、配布会など、
多岐にわたる仕事を担わせてもらった。
漁具に関するお手伝いはすなわち地元の漁業を再生させるための第一歩。
漁協のリーダーの方の指示を受け、ニーズに答え、
そのコミニュケーションが最重要点だった。
大破した防波堤やズレ落ちた道路のアスファルトなどに
グッチャグチャに絡まった養殖用の網、
散乱した浮き、
おびただしい量の死滅し腐ったホタテや牡蠣。
強烈な生ゴミのような匂い。
信じられないような蠅の大群。蠅の竜巻。
瓦礫といっても、多くは家の残骸、屋根、巨木など
大物が多くて、 
自他ともに認める超晴れ男の俺のせいで灼熱の日差しの中、
この地を本当にクリーンにするために全力を注いだ。
数日ごとに入れ替わる短期ボランティアの人員のみんなを、
その度にいちからノウハウを伝授し、的確に導いて、
効率的に作業を進めなければならない。
重要な責任を背負いながら、自分のスキルを発揮してきた。
状況に応じて重機やチェーンソーが必要で、
もちろん莫大な量の瓦礫を運ぶトラックも必要で、
それらのスペシャリスト達を効果的に配置し結びつけ、
人力とのハイブリット方式。
最後二日間は大分の佐伯市から強力な消防団のみなさんが参加してくれて、
彼らと重機の専門家とボランティアの大人数混合チームとして、
クリエイティヴな作業を展開できた。
見違える程奇麗になった現場に歓喜してくれる漁協の方々を見ると
本当に再生の第一歩をお手伝いできたというだけで、
こちらも涙が出るような感動があった。

素敵な話がひとつ。
ほとんど死滅した海産物の中から、ほんの少しだけの生きた貝達が
救い出された。
あの惨事の中で生き残ったわずかな小さな命達。ホタテ。
なんだかとても愛おしく思えた。
その日、漁協のリーダーの方がそのホタテをプレゼントしてくれた。
夜にキッチン担当の方が調理してくれたそのホタテ達。
逆境を生き抜いた命達の味は、涙が出る程感動的に美味しかった。
いつも何の気無しに食している魚介類。
こうやって情熱を注いで育ててくれている漁師の人達の存在があって
初めて俺達はいただくことができる。
当たり前のようでいて、意識すらしていなかった事実に、
その繋がりの奇跡に感動し、
命、食べ物のありがたみを痛感し、
そして大きな感謝の念を再認識した。

東北の漁師の人達の状況は本当に険しく厳しい。。。
だけど彼らは諦めていない。復興を。未来を。。。

続きはまた書きますね。
明日はギター録りなので。。。

SGZ

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