Archive for 2011.06

嬉しい話。悲しい話。

現在SGZはX JAPANワールドツアーで
ロンドンに降り立っています。
明日からリハです。気合いいれるぜー。

被災地も梅雨になったね。
復旧作業への足枷となりうるかもしれない。
現地のことが気になってどうしようもない。

約2ヶ月ぶりだった石巻。
じつは以前とくらべてかなりボランティア活動する地盤が整ってきて、
その進化に驚くばかりだった。
復旧、復興に皆が全力を注いでいるのだから当然といえば当然だけど、
やはり嬉しいことが沢山あった。
とても単純なことなんだけれど、
今回はコンビニが再開していた。
以前はあらゆる店がまだ絶望的状態だったので
今回はそれだけでも本当にありがたかった。
ラーメン屋も、モスバーガーも、夜は飲み屋もスナックも、
少しずつではあるけれど経営を再開していた。
石巻沿岸部の街で食すラーメン、その美味さと嬉しさは言葉にできない。
今回は3~4日おきではあるけれど、シャワーに入れるようにもなった。
以前は9日間ノーシャワーだったから、それも本当にありがたかった。
それらは自分達を含め、みんなの決死の努力のひとつの結果なんだな。

とても嬉しい話が。
今回のボランティア活動での俺の最終日の夜、
超絶アコースティック・ギタリストの押尾コータロー氏が中央町のある店で
ミニライヴを開催した。
以前からとてもリスペクトしていたプレイヤーなので、
氏の演奏をこの場所で体験できるのは嬉しかった。
やっと音楽が、精神的な癒しやサポートが被災地で必要となってきた。
氏のライヴは、傷つき乾き、疲れ切った心を潤すオアシスのように、
被災地の人々に浸透していった。
素晴らしかった。
さらに何より感動したのが、その店は地元の有名な呉服店なんだけど、
2ヶ月前、無惨な状態だったそこは俺達が最初に作業して奇麗にした現場だった。
再起不能かとも思える状態だったあの店で、今はライヴができるまでになった。
ご主人もおかみさんも、地元のリーダーの女性もみんな
俺達のことを良く覚えてくれていて、
またそこに帰ってきた俺達に対して涙ながらに感謝してくれていた。
こちらも涙が出る程嬉しかった。
人と人との繋がりを、触れ合いの尊さを心から感じ、
また、まるで自分の店のようにその場所が愛おしく思えた。
そこだけではなく、自分達が作業した、クリーンにした場所すべてに
思い入れと親しみが湧いてきている。
震災ボランティアを経験した人であれば誰もが理解できる感情だと思う。
そしてみんな、被災地へ思いを馳せ、もう一度戻りたくなる。

しかし、逆に3ヶ月を経過してもまだまだ手つかずの場所があまりにも多い。
今回俺が主に作業した雄勝町も、ほぼ壊滅状態の街で、
俺達がボランティアとしては初めて入った団体だった。
本当にまだまだ無惨な状況で、
俺達が次の日に作業に入ろうかどうか検討していた現場で、
翌日朝ご遺体が何体か見つかった。
本当にまだまだ復旧の初期段階で、一刻も早い対応が求められる。
他、今後の作業のために訪れた女川や南浜、門脇など、
無惨な状況のまま手が付けられていない場所も多い。

また避難所での作業時に痛感したんだけど、
まだまだギリギリの生活を余儀なくされている人達があまりにも多い。
今後夏になるにつれ、衛生面も、暑さ対策も深刻な問題だ。
未曾有の大災害、想定外の状況だとしても、
3ヶ月を経てまだこの状態だとは。。。
政府の対応のスピード感の無さ、
非常時における判断力とリーダーシップの無さに、
腹立だしさを覚えざるを得ないし、呆れるほかない。
現状では何を最優先させるべきなのか?
避難民の人達の生活の実感が、先の見えない状況への焦りが、苦痛が、
永田町の人々は本当は理解できているのか?
被災地の乾いたヘドロが舞う空気、物が腐敗した匂い、焦げ付いた匂い、
荒れ果てたその生活を実感できているのか?
党首下ろしにしても、主義主張の違いをじっくり争うにしても、
その前に緊急で動かなければならない事項が山積しているのではないか。
国会での果てしなく続く討論よりも前に
与野党の隔たりを越えて、まず起こすべき具体的な行動に踏み切るべきではないか。
この前例無き有事にこそ、政府の的確で迅速な行動が必要だし、
日本の政治の真価が問われる大事態なのは間違いないのだから。
全くポイントを外したまま
ダラダラと時間だけが過ぎていってしまっている気がしてならない。
この日本政府の状況と質は、国際的にみても恥るべき状態だ。
辛辣な言葉で申し訳ないんだけど、心底そう思わざるを得ないよ。

俺達の声を、みんなの声を、国会に届けなければね。
まあ、今なおそれが必要なことが悲しい話だけどね。

そんな中、これから俺はX JAPANのEUツアーに全力で挑んできます。
今は自分の役目を、やるべきことを全うするしかない。
ロンドンは寒いよ。
また時間を見つけて書くね。

SGZ

小さな命達

被災地から戻って・・・、
次の日にはボランティア報告会という名のトークライヴ、
そのままなだれ込むようにSGZソロのレコーディングと、
X JAPANワールド・ツアーの仕込み&準備で、
怒濤のような忙しさにハマってしまい、全然書く時間がありませんでした。
遅くなってゴメンね。。。
毎日ドロドロに疲れちゃってるわ・・・。

2度目の石巻でのボランテイア、
今回はだいぶやり方も人もわかっていて、
チームを率いて仕事をクリエイト&構築していく立場として、
自分のできる限りの責務を全うしてきた。
今回主に作業に入った雄勝や女川、南浜などは、
あれから3ヶ月経ってもまだほとんど手つかずの状態だと思う程
酷い壊滅状態で、
その感覚・・・無数の魂の悲鳴が聴こえてくるような、
津波の脅威的爆音の残像がまだそこに残っているような、恐ろしさ・・・、
とにかく実際にその地を自分の足で踏み、匂いを、風を感じて、
・・・でもこの感覚をうまく説明するのはまだ困難だ。。。

今回はほとんどは海辺の漁具の回収と廃棄、流れ着く瓦礫の撤去だった。
他に避難所の布団のダニ退治、風呂掃除、配布会など、
多岐にわたる仕事を担わせてもらった。
漁具に関するお手伝いはすなわち地元の漁業を再生させるための第一歩。
漁協のリーダーの方の指示を受け、ニーズに答え、
そのコミニュケーションが最重要点だった。
大破した防波堤やズレ落ちた道路のアスファルトなどに
グッチャグチャに絡まった養殖用の網、
散乱した浮き、
おびただしい量の死滅し腐ったホタテや牡蠣。
強烈な生ゴミのような匂い。
信じられないような蠅の大群。蠅の竜巻。
瓦礫といっても、多くは家の残骸、屋根、巨木など
大物が多くて、 
自他ともに認める超晴れ男の俺のせいで灼熱の日差しの中、
この地を本当にクリーンにするために全力を注いだ。
数日ごとに入れ替わる短期ボランティアの人員のみんなを、
その度にいちからノウハウを伝授し、的確に導いて、
効率的に作業を進めなければならない。
重要な責任を背負いながら、自分のスキルを発揮してきた。
状況に応じて重機やチェーンソーが必要で、
もちろん莫大な量の瓦礫を運ぶトラックも必要で、
それらのスペシャリスト達を効果的に配置し結びつけ、
人力とのハイブリット方式。
最後二日間は大分の佐伯市から強力な消防団のみなさんが参加してくれて、
彼らと重機の専門家とボランティアの大人数混合チームとして、
クリエイティヴな作業を展開できた。
見違える程奇麗になった現場に歓喜してくれる漁協の方々を見ると
本当に再生の第一歩をお手伝いできたというだけで、
こちらも涙が出るような感動があった。

素敵な話がひとつ。
ほとんど死滅した海産物の中から、ほんの少しだけの生きた貝達が
救い出された。
あの惨事の中で生き残ったわずかな小さな命達。ホタテ。
なんだかとても愛おしく思えた。
その日、漁協のリーダーの方がそのホタテをプレゼントしてくれた。
夜にキッチン担当の方が調理してくれたそのホタテ達。
逆境を生き抜いた命達の味は、涙が出る程感動的に美味しかった。
いつも何の気無しに食している魚介類。
こうやって情熱を注いで育ててくれている漁師の人達の存在があって
初めて俺達はいただくことができる。
当たり前のようでいて、意識すらしていなかった事実に、
その繋がりの奇跡に感動し、
命、食べ物のありがたみを痛感し、
そして大きな感謝の念を再認識した。

東北の漁師の人達の状況は本当に険しく厳しい。。。
だけど彼らは諦めていない。復興を。未来を。。。

続きはまた書きますね。
明日はギター録りなので。。。

SGZ

ただいま。

今夜、石巻でのボランティア活動から無事帰京しました。

あれから3ヶ月、被災地ではまだまだ苦境は終わっていない。
でも明らかに復活に向けての前向きな状況を実感することもできた。
とはいっても、まだまだマンパワーが必要だとも強く確信した。

今回、呼びかけで集まってくれた多くの有志も一緒だった。
みんなの意思と行動力には本当に敬服します。
みんな、本当にお疲れさまでした。

今回はFacebookとTwitterにいろいろ写真をPostしています。
よかったら、チェックしてみて。

http://www.facebook.com/SUGIZOofficial
http://twitter.com/#!/SUGIZOofficial

今日はもうドロドロに疲れているので、
近日中に、ゆっくり詳細を書きますね。

じゃね。

SGZ

エネシフジャパン

明日(もう今日か・・・)、急遽エネシフジャパンに参加します。
脱原発に向かったドイツをリードしたミランダ・シュラーズ氏を迎えての
エネルギーシフトのための勉強会です。

エネシフジャパン第4回
「低炭素社会と原発のない未来を目指して~ドイツ社会のチャンスとチャレンジ」
http://www.sustena.org/eneshif/

2011年6月2日(木)午後5時から7時
衆議院第一議員会館大会議室 資料代500円
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kokkaimap.htm

急な話で恐縮ですが、時間が作れたらみんな是非来てくださいね〜。

SGZ

LUNA SEA 3D IN LA

6/4より、LUNA SEA初の劇場公開映画、
「LUNA SEA 3D IN LA」が全国60ヶ所を越えるスクリーンで公開される。

LS初のワールドツアーにおけるLA公演を完全3Dで収録したこの劇場作品は、
あらゆる意味でロックライヴ映画の醍醐味が凝縮された
最高にスリリングな一本になったと自負している。
LSとしてはなかなか貴重なライヴハウス的な小屋でのショウを、
飛び散る汗が感じられる程のかぶりつき状態で収録して、
しかもU2 3Dの製作陣が、その世界最高レベルのノウハウを
惜しみなく駆使してくれた。
結果、完全に新しい次元の映像体験を体感できる
最強のエンターテイメントになったと思う。
映画館の大スクリーンで、サラウンドで、3Dで、
現在進行形のLSを存分に感じてほしい。
ライヴ・ムービーってこんなに素晴らしかったんだ、と
改めて感動できるような作品になったから。
しかもこの日のライヴは様々な状況がうまくいかなくて、
かなりブチ切れ状態、初期の野蛮なLSが憑依したような、
ロック的エッジがヒリヒリの、鋭い攻撃性が暴発した日だった。
そんな40代のLSを映画館で体験できるのも、なかなかオツなんじゃない?
LUNA SEAが持つパンキッシュな要素、エッジーな要素は当然のこと
プレグレッシヴでありサイケデリックであり、
つまりロックの特にディープな部分がLAカルチャーと化学反応を起こして、
バンドが内包するポテンシャルが最強の状態で発揮されたように思う。
LSのファンの人も、そうじゃない人も、
すべてのロック・ファンに映画館で体験してほしいな。

俺達の22周年記念日にあたる先日5/29に、
TOHOシネマズ六本木ヒルズにてプレミア試写会があって、
ご存知のようにメンバー全員での舞台挨拶を行った。
SLAVE会員限定で集まってくれたすべて人達と共にしたあの時間は
問答無用に本当に楽しかったな。
考えてみれば、FC限定での集いって10数年ぶりだったんじゃないかな。
プレミア、楽しんでくれたかな?
とにかく会場に足を運んでくれたすべてのみんなと、
ユーストで繋がってくれていた世界中のみんなに心から感謝です。

もうひとつ、映画公開に付随して当然発売されるサントラは
考えてみたらLSとしては12年ぶりの純然たるライヴアルバムになった。
LAで展開されたゴリゴリのライヴスピリットを是非体感してほしい。
超ロックな最強のアルバムになったから!

これからもLSはつねにLSらしく、俺達の美学を貫きながら、
活動を推進していきます。
みんな、今後も共に歩いて行こう。
まずは最高の自信作「LUNA SEA 3D IN LA」、
存分に楽しんでくれー!

SGZ